五和幼稚園では、毎月、地震や火災、水害を想定した訓練を計画的に行っています。
今日は、年1回の「総合防災訓練」を行いました。本来なら園庭に避難し、職員が消火器や消火栓を使っての消火訓練までを実施する予定でしたが、あいにくの雨のため、内容を変更して行いました。
訓練は、まず「地震発生」から始まりました。これまでにも地震発生を想定した訓練を重ねているだけに、効果音が聞こえると、子どもたちはしっかりテーブルの下に入っていました。
続いて、「地震のため給食室から火災が発生した」という想定で、今日は遊戯室に全員が避難しました。これも経験しているので、口にハンカチ・タオルを当てて、素早く移動することができました。
遊戯室に避難した後は、消防署の方から火災が起こったときに命を守る大切さや、このあとの「煙体験」の注意点などについてのお話を聞きました。
そして、「煙体験」です。子どもたちは4~5人ずつのグループで、手にハンカチ・タオルを当て、できるだけ体を低くして出口に向かいました。煙が充満した部屋では、置いてあるテーブルがぼんやりとしか見えません。ですから、消防署の方から教えていただいた、「片手でハンカチ・タオルを口に当て、もう片方の手は伸ばして何かないか確かめながら進む」を、しっかり守って歩きました。
最後は、職員による消火栓を使っての訓練を見学しました。実際に水を出すことはできませんでしたが、子どもたちが火になって上げた腕をゆらゆら・・・。
今日の訓練は、消防署の方3人と、いつも消防用設備を点検してくださっている業者の方3人のおかげで、有意義な訓練になりました。