鬼がいなくなった幼稚園。
「鬼がいなくなって、よかったね」
「怖かった・・・」
「ちょっと泣いちゃった・・・」
「がんばって、豆を投げたよ!」
そんなことを言い合いながら、 遊戯室に集まったみんなは、まず園長先生のお話を聞き、先生方の劇『ももたろう』を楽しみました。
次に、司会の先生が
「今日は、特別なお客様が来てくれているよ」
と言うと、
「福の神かな・・・」
みんなで『福の神さまーっ!』と呼ぶと、ステージの脇から福の神が登場しました!
みんなは大喜び!
福の神さまからは、
「みんな、頑張って鬼に豆を投げることができていたね。でも、追い払ったのは鬼だけじゃなくて、みんなの中にいる弱いところもだよ!」
とお話がありました。
そして、
「いいことがたくさん来るように、“福の菓子”を持ってきたよ」
「やったぁーっ!」
「うれしい!」
でも、ちょっといじわるな福の神さまは、
「お部屋の先生とじゃんけんをして、先生が勝ったらあげよう・・・」
そこで、お部屋の先生と福の神様がじゃんけんをしました。
お部屋の先生が勝つと、みんなは、
「やったーっ!」
と大喜び。
負けてしまうと、
「もう1回、もう1回・・・」
じゃんけんが強い福の神さまに何度も負けてしまう先生もいましたが、最後には勝って、無事に“福の菓子”を受け取ることができました。