そんなたけ組さんから、すみれ組さんに、
「大事な話があるよ」
とお知らせがありました。
そこで、たけ組さんとすみれ組さんがホールに集まりました。さくら組やりす・りんご・いちご組さんも、『一緒に聞かせて』と集まってきました。
たけ組さんからのお知らせは、『すみれさんに畑を任せるよ。みんなで何を植えるか相談して、お世話をしてね』というものでした。
実は、たけ組のみんなはさつまいもを収穫した後の畑で、また何か育てたいと考えていたようです。
「もう１回、何か育てようよ！」
「でも、もうすぐ１年生だから、今からじゃ無理かな･･･」
「困ったね」
「じゃぁ、すみれ組さんに任せようか」
そんな話し合いをして、引き継ぎをすることになりました。
「畑を任せるよ」
そう言われたすみれ組さんは、うれしそうな顔！
一緒に聞いていたさくら組さんは、
「いいなぁー！」
と、うらやましそうでした。
「でも、お世話って？」
「草を取ったり、石を拾ったり、お水をあげたりすればいいんだよ」
「わからないことは、何でも聞いてね」
とも言ってくれました。
次にたけ組になるすみれ組さん。自分のことを自分でやれたり、話もちゃんと聞けたり･･･。
そんなすみれ組さんだから、お願いされたことを知り、さらにうれしそうなすみれ組さんでした。
さくら組さんは、“応援してね”と頼まれました。
これから何を育てるのか、すみれ組さんで相談です。
最後に、みんなでたけ組さんのお礼を言いました。
「これまで畑のお世話をしてくれて、ありがとう」
「おいしいものを食べさせてくれて、ありがとう」
引き継ぎが終わると、すみれ組のみんなは、
「畑を見に行ってみようよ」
「ちょっと草が生えていたよ」
「じゃぁ、草をとらなきゃ！」
「『石も拾うんだよ』って言ってたよね」
さっそく、草を取ったり、石を拾ったりしていました。
すみれ組のみんな、これから畑のお世話を頑張ろうね。
